
概要
志布志城は、鹿児島県志布志市志布志町帖に位置する南九州型の山城です。
何度見ても一瞬頭おかしくなりそうな地名ですね。
内城・松尾城・高城・新城の四つの城郭群を総称して「志布志城」と呼びます。志布志湾を望む丘陵に築かれ、港町・志布志を守る要衝として発展しました。
この城の最大の特徴は、シラス台地の地形を活かした複雑な空堀や堀切です。シラスは火山噴出物が堆積してできた地層で、掘削が容易である一方、水に弱く崩れやすい性質を持ちます。志布志城ではこの特性を巧みに利用し、深く入り組んだ堀を築くことで、石垣を用いずとも高い防御力を発揮しました。こうした構造は「迷宮の城」とも呼ばれ、他地域の城郭とは異なる南九州独自の城づくりを示しています。
歴史的には、平安時代中期の1026年(万寿3年)に平季基が島津荘を開いた際、志布志は外港として栄えました。南北朝期から戦国期にかけては、救仁院氏・楡井氏・畠山氏・新納氏・肝付氏・島津氏などが城主を務め、幾度も支配者が交代しました。1577年(天正5年)には島津氏の直轄地となり、鎌田政近が初代地頭に任命されましたが、1615年(元和元年)の一国一城令により廃城となりました。
現在は内城の一部が国の史跡に指定されており、保存整備が進められています。志布志市埋蔵文化財センターには復元模型が展示され、城の全体像を学ぶことができます。2017年には「続日本100名城」に選定され、城郭ファンや歴史愛好家に人気のスポットとなっています。
見どころ
・複雑に入り組んだ迷路のようなお城です。
写真&散策記
はるばる大分からやって来ました!志布志!
距離にして約260キロ、4時間、同じ九州とは思えません・・・
まずはスタンプ設置場所の志布志市埋蔵文化財センターで情報収集します。

GW期間とはいえ、平日だからかガラガラでした。
立派なジオラマがあり、かなり戦国山城という感じで迫力があります。
城の散策前に見るとテンションがあがりますね。
それにしても広大な山城です・・・



情報収集もそこそこに登城に向かいます!



うっそうとした山道に入っていきます。

割と整備された登城路です。

どんどん登っていきます。



お堀の中を歩いていきます。
なかなか迫力のある山城ですが、鬱蒼としていて迷路に迷い込んだようで怖いです。
志布志城の口コミに「怖い」というコメントが良くあり、城に来るまではイメージが分からんかったのですが、来てみるとよくわかります・・・

本丸に向けて登っていきます。

本丸につながる曲輪3下段です。

本丸へ向かいます。

広大な本丸!


火の神・台所の神の三宝荒神が祀られています。

本丸を下っていきます。


見事な空堀!

細い空堀を抜けていきます。


「中野久尾」という曲輪に向けて上がっていきます。
志布志城は本丸のほかに「大野久尾」「中野久尾」という二つの曲輪があるんですが、人の名前・・・?


曲輪がほぼ垂直の崖で守られています。
「シラス台地」と呼ばれるサラサラの土でできおり、長い年月をかけてこのように垂直の壁になったとことです。城攻めには苦労しそうです。

再び登っていきます。


「中野久尾」に到着しました!
一般的な城でいうところ三の丸ぐらいのイメージでしょうか。

折れた木の枝などが散乱していて荒れ放題です。

下っていきます。

大空堀の中を歩いて帰路につきます。
大野久尾方面は木が生い茂りすぎていてやめました。
言い忘れましたが、志布志城は内城・松尾城・高城・新城の4つの総称ですが、今まで見てきたのは内城です。この後松尾城に向かいます。




再び堀切と思われる場所。

突然廃屋が現れます。誰か住んでいたんでしょうかね・・・?
なぜこんなところに?これも若干怖いです。


横にはシラス台地が迫っていますが、住居だった模様です。




気を取り直して、内城最後のスポット「矢倉場」へ。


島津氏の重臣だった新納氏の墓があります。
時久は島津家4代目当主・忠宗の4男です。


一旦内城を出ます。

続いて松尾城へ。

再び鬱蒼とした山林へ。
内城より荒れ果てています。

案内板もないですが、ひたすら登っていきます。

巨大なシラス台地の壁が立ちはだかります。

どんどん登っていきます。




松尾城本丸と思われる曲輪へ到着!

どなたのものか不明ですが、お墓と祠がひっそりと建っていました。

以上で散策終了!
巨大迷路のような迫力のある山城ですが、一人で回るには少し怖かったです。
GWにも関わらず誰にも会いませんでしたが、城外に戻ってきてほっとしております。
次は宮崎方面に向かいます!

公式パンフレット
城データ
- 種別:山城
- 登城日:2023年5月2日(火)
- 住所:鹿児島県志布志市志布志町帖
- 電話番号:(志布志市教育委員会文化財課など)
- スタンプ設置場所:志布志市埋蔵文化財センター
- 公式HP:志布志市公式サイト内文化財ページ
- 入場料:無料
- 駐車場:有料・数百円程度
- 所要時間の目安:60分程度
- 混雑度:比較的少なめ
- 注意点:夏場は蚊や虫が多いため、虫よけ対策が必要です。
※管理人が登城時の情報です。登城の際は必ず公式HPで最新情報をチェックしてください。
管理人の勝手な評価
~城として~
- 難攻不落度 ★★★★☆(シラス台地の複雑な堀構造)
- 歴史に浸れる度 ★★★☆☆(南北朝から戦国期までの舞台)
- 他では見れない度 ★★★★☆(シラス台地特有の防御構造)
- 総合評価 ★★★★☆
~行楽地として~
- アクセス性 ★★☆☆☆(志布志駅から車で約10分)
- 登城のしやすさ度 ★★★☆☆(登城道整備済み)
- 分かりやすさ度 ★★★☆☆(案内板あり)
- 景観度 ★★☆☆☆(志布志湾を一望)
- 女性と行ける度 ★☆☆☆☆(厳しいかなと・・)
- 総合評価 ★★☆☆☆


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