真田カルパス ~「日本一(ひのもといち)のカルパス」

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 「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」として有名な真田幸村(信繁)にあやかった、鹿肉ジビエのカルパスです。

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(出典:コーエーテクモゲームス「信長の野望 創造」より)

 幸村が生まれ育った信州は豊かな自然に囲まれた山国であることから、「ジビエ」が有名です。

 「ジビエ(Gibier)」とはフランス語で、狩猟で捕獲した鹿やイノシシなど野生の獣の肉のことをいい、ヨーロッパでは高級食材として人気があります。

 ジビエは普段私たちが多く食する牛肉や豚肉と異なり、脂質やカロリーが少ない割りに、鉄分やカルシウムが多く、実りの少ない山国においては貴重な栄養源でした。

<鹿肉と他の肉との比較>

脂質
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エネルギー
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鉄分
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カルシウム
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(出典:信州ジビエ研究会HPより)

 武田信玄の跡を継いだ、武田四郎勝頼が生まれ育った諏訪の諏訪大社では、お諏訪さまによる「諏訪の勘文」という説があります。

 「諏訪の勘文」によると「慈悲と殺生は両立する」とされており、諏訪では狩猟の免罪符として「鹿食免(かじきめん)」を発行してきました。

 戦国時代においては日本全国で仏教が広まっており、肉食は忌み嫌われていましたが、「鹿食免」を諏訪大社から授かった信州諏訪の人びとは、生きるために狩猟をし、「鹿食箸(かじきばし)」を使って鹿肉を食べることが許されました。

<諏訪大社の鹿食免と鹿食箸>
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(出典:信州ジビエ研究会HPより)

 真田カルパスは、そんな戦国時代の信州の人びとが、厳しい冬を乗り越えるために常食した「鹿肉」を豊富に使用したサラミになっています。

 ちなみに、管理人は生まれてから一度も虫歯になったことがなく、人より歯はかなり頑丈なほうですが、この「真田カルパス」の固さは尋常ではなかったです。。(歯を壊すかと思いました)

 ぜひ「日本一の兵」になりたい皆さんも「真田カルパス」を食べて強い歯を手に入れましょう!

 なお、このカルパスはシリーズものになっていて、他にも「上杉カルパス=米沢牛」「伊達カルパス=牛タン」「花の慶次朱槍カルパス=?」があります。
共通点としては、「己の義を大事にした武将」シリーズだそうですが、伊達とか該当するんでしょうか・・・?

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 米沢城がある上杉城址公園ネットストアでセット購入できるので、興味ある方はぜひどうぞ。

■事前学習コンテンツ

・真田丸(NHK大河ドラマ)

武田氏滅亡から大阪夏の陣までの真田信繁(幸村)の半生を描いた作品です。
豊臣氏の繁栄から大坂冬の陣、夏の陣で滅亡に至るまでのプロセスが現代風に描かれていて、時代劇に慣れない方も安心して見ることができます。

■食品データ
  • 食品名       真田カルパス
  • 重さ        43g
  • 保存方法      直射日光・高温多湿を避けて保存
  • 製造者       米沢食肉公社
■管理人の勝手な評価

~歴史食品として~
  • 難攻不落度     ★★★★★(ハンパじゃない固さです)
  • 歴史に浸れる度   ★★★★☆(これを食べて幸村のように強い歯になりましょう)
  • 他では見れない度  ★★★☆☆(鹿肉サラミって珍しい!?)
  • 総合評価      ★★★★☆
~一般的な食品として~ 
  • 入手のしやすさ度  ★★★★☆(ネットで買えます)
  • 食べやすさ度    ★☆☆☆☆(涙が出るほど固いです)
  • 女性と食べれる度  ★☆☆☆☆(あんまり受けはよくないかも)
  • 総合評価      ★★★☆☆

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