2017-08

名古屋城 ~徳川家康が息子に贈った天下普請の巨城

■概要駿河国主であり、今川義元の父・氏親が尾張進出のために築いた城・柳ノ丸が起源である。織田信長の父・信秀は、氏親よりこれを奪取し、那古野城と名前を改める。その後、信秀は那古野城より南へ数キロの古渡城に本拠地を移し、那古野城は信長に与える。...

掛川城 ~「海道一の弓取り」今川家降伏の地

■概要元は室町時代に守護大名・今川氏が築城した城であり、今川家の宿老である朝比奈氏が代々城代を努めた。今川家全盛期の義元時代には、太原雪斎・岡部元信と並ぶ重臣である朝比奈泰能(やすよし)が城代を努めた。しかし、今川氏は、義元が桶狭間の戦いで...
寺院

瑞巌寺 ~政宗の「隠し砦」といわれる伊達家菩提寺

■概要平安時代に天台宗の寺として創建され、後に禅宗に転換されたが、戦国時代に兵火によって焼失した。江戸時代に入って、伊達政宗が自身の学問の師である虎哉(こさい)和尚のすすめによって再建が行われ、伊達家の菩提寺となった。江戸時代に大御所・徳川...
寺院

立石寺(山寺) ~最上義光公が眠る絶景の寺

<奥の院手前にある最上義光公御霊屋> ■概要 貞観2年(860年)清和天皇の命によって慈覚大師が開いた天台宗のお寺である。大永元年(1521年)陸奥国・伊達植宗が山形盆地に攻め入り、国人衆天童氏と戦闘になった際に山寺の宗徒は伊達氏に与...
寺院

恵林寺 ~武田信玄が眠る菩提寺

■概要鎌倉時代の甲斐守護職によって建立された寺であるが、武田信玄が自身の菩提寺として再興を図った。住職の快川和尚は、伝統を重んじず徹底した合理主義者だった織田信長とソリが合わず、武田信玄によって岐阜から呼び寄せられ、恵林寺の住職として信玄に...
日本百名城

多賀城 ~蝦夷鎮圧の前線に置かれた古代陸奥支配の拠点

■概要戦国時代よりずっと前の神亀元年(724年)、蝦夷の反乱を鎮圧した奈良時代の代表的な武人・大野東人(おおののあずまびと)によって建造された陸奥国における行政・軍事の中心拠点である。それまでは、多賀城より10数キロ南の郡山遺跡が拠点であっ...
寺院

瑞鳳殿 ~伊達政宗が眠る御霊屋

■概要1636年(寛永13年)に没した奥州の覇者にして初代仙台藩主・伊達政宗を祀る御霊屋であり、仙台城が属する青葉山と同じ地形の中にある、「経ヶ峰」と呼ばれる場所にある。政宗は生前、自身が死んだら経ヶ峰に葬って欲しいと遺言し、2代藩主忠宗は...
続・日本百名城

No.109 米沢城

■概要元は鎌倉時代の地頭・長井氏によって作られた城であるが、室町時代のはじめに伊達氏によって攻め滅ぼされ、伊達家の中心拠点となる。戦国時代に伊達政宗が生まれたのも、この米沢である。天正17年(1589年)、伊達政宗は会津の蘆名義広を破り黒川...
番外編

(番外編)川浦温泉 山県館

■概要武田家の重臣であり、武田家最強軍団として有名な「赤備え(あかぞなえ)」を率いた山県三郎兵衛昌景(やまがたさぶろうびょうえまさかげ)の子孫であり、山県家15代当主が経営する温泉宿です。武田信玄の命令で発掘され、武田軍団の重要な湯治場であ...
日本百名城

No.25 甲府城

■概要日本全国を統一した豊臣秀吉が、関東一円を支配する徳川家の影響力をけん制するために五奉行筆頭である浅野長政に命じて築城した城であり、甲府市中心街の一条山と呼ばれる小山に位置する広大な平山城である。■見どころ石垣は一部改修されているものの...
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