2019-04

要害山城 ~武田信虎が築いた信玄生誕の山城

■概要永正17年(1520年)に武田信玄の父・信虎が築いた山城です。武田信虎は武力で甲斐を統一した守護大名として名高く、甲斐国の政庁の役割を果たした躑躅ヶ崎館(武田氏館)に対して、要害山城は詰めの城(敵が侵攻した際に立て籠もって防衛するため...

沼田城 ~武田・上杉・北条が奪い合った上州の要衝

■概要関東から北陸へ抜ける街道沿いの沼田盆地に位置し、戦国時代には越後の上杉氏、信濃の武田氏、関東の北条氏の三大勢力によって激しい争奪戦が繰り広げられたお城です。天文元(1532)年ごろに、当地を治めた沼田氏12代当主・万鬼斎顕泰により築城...

龍岡城 ~未完に終わった信州の「五稜郭」

■概要日本に2つしかない五芒星形の星形要塞で、もう一つはあの有名な「函館五稜郭」です。<龍岡城空撮写真(Wikipediaより)>徳川家康の五代前の分家にあたる大給松平家の最後の当主にあたる松平乗謨(のりかた)は、三河国奥殿藩の藩主でしたが...

箕輪城 ~名将・長野業正が信玄を六度退けた巨大な平山城

■概要永正9(1512)年、当地(上野)を支配する長野氏によって築かれた平山城です。戦国時代初期においては、関東管領・山内上杉家の支配が及んでいましたが、永禄元(1558)年、山内上杉家15代当主・上杉憲政が越後に亡命した後は、憲政から関東...

名胡桃城 ~戦国時代が終わるきっかけを作った真田の城

■概要戦国時代、武田氏から沼田城攻略を指示された真田氏が天正7年(1579年)、沼田城と利根川を挟んだ対岸の段丘に築いた山城です。その後、真田氏は沼田城を奪取しますが、沼田城を巡って北条氏との争いは絶えませんでした。戦国時代の終わりごろ、天...
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中山城(群馬)~真田・北条の国境に建つ最前線の城

■概要1582年(天正10年)頃に、北条氏によって築かれた平山城です。1582年(天正10年)、織田信長が本能寺の変で倒れたことにより無主の地となった甲斐・信濃・上野で天正壬午の乱が勃発。真田氏は一度は北条氏に降るも、家康に鞍替えしたことに...

岩櫃城 ~「真田丸」の舞台となった天険の要害

■概要南北朝時代のころに築城されたと言われている上州では最大規模を誇る山城です。城の南西側を標高802mの岩櫃山、南側を吾妻川に下りる急斜面、北側をこの地方独特の岩山に囲まれた天然の要害です。戦国時代には、上杉家に従う地元の将・斉藤氏が治め...
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小浜城 ~復活した近江の名門・京極家による海城

■概要京極高次が、関ヶ原の戦いで東軍として活躍した功を認められて築城した城です。「小浜」といえば、オバマ氏がアメリカ大統領になるときになぜかフィーバーした節操の無い町です。京極家は元々近江国の守護という名門でしたが、家臣である浅井家の下克上...
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坂本城 ~明智光秀が比叡山の麓に築いた幻の水城

■概要元亀2年(1571年)の織田信長による比叡山の焼き討ちの後に、信長より近江国を任された光秀が築いた城です。当時の一大寺社勢力であった比叡山延暦寺を監視するために比叡山の麓に築かれ、琵琶湖の水運とも接続された水城でした。光秀は近江国の平...
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