立石寺(山寺) ~最上義光公が眠る絶景の寺

<奥の院手前にある最上義光公御霊屋>
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■概要

貞観2年(860年)清和天皇の命によって慈覚大師が開いた天台宗のお寺である。大永元年(1521年)陸奥国・伊達植宗が山形盆地に攻め入り、国人衆天童氏と戦闘になった際に山寺の宗徒は伊達氏に与したことから、天童氏の恨みを買い、後に焼き討ちされ焼失した。その後、天文12年(1543年)最上義守によって再建される際は、同じ天台宗の比叡山の不滅の法灯を分燈して立石寺の不滅の法灯を灯したといわれ、逆に織田信長の比叡山焼き討ちによって比叡山の不滅の法灯が消えた後は、立石寺の不滅の法灯から比叡山へ分燈したといわれる。代々、山形の守護大名・最上氏の手厚い庇護を受けており、最上義光の代には、寺領1300石が与えられている。

■見どころ

登山口から数えて1000段以上の石段を登って奥の院にお参りする、修行の寺である。
四国で有名な「こんぴらさん」が本宮まで800段弱なので結構大変であるが、一歩一歩石段を上るごとに煩悩が一つずつ減っていくそうなので、登って降りるころには無我の境地に至っていること間違いなしである。

俳人・松尾芭蕉が奥の細道のなかで「閑さや岩にしみ入る蝉の声」と詠んだことでも有名であるが、都会の喧騒を忘れさせてくれる癒しスポットである。難点をいえば平日でもそこそこ観光客が多いところか。

終点の奥の院に手前に最上義光公の御霊屋があるので、戦国ファンの方は是非お参りしていきたい。

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<案内図>
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<登山口>
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松尾芭蕉が奥の細道のなかで「閑さや岩にしみ入蝉の声」と詠んだことで有名。
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<芭蕉句碑>
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<奥の院へ続く石段>
ここからひたすら石段を登ります
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途中で下山路との分岐があります
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<弥陀洞>
風化によって自然にできた阿弥陀如来のお立ち姿
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<石段から見上げる開山堂>
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<大仏殿へ続く階段>
ここまで来ればあと少し。。
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奥の院の手前に、最上義光公の御霊屋があります
戦国ファンにとっては山寺一番の見どころかも1?
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<奥の院>
やっと到着~♪
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<断崖絶壁にたつ釈迦堂>
修行者しか行けない領域、行ってみたい!
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下山しつつ開山堂へ寄ります。
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<納経堂>
ここも危険なので残念ながら近寄れません
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<断崖絶壁に立つ修行場たち>
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ふもとの茶店には「ぷろぺら商店」という地元山形の陶芸家・似顔絵屋のグループが作ったネコの商品が売られている。なかなか味があって面白いので、ネコ好きな方はぜひ立ち寄られたい。
(山寺名物「力こんにゃく」もココで売ってます)

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■あわせて巡りたい

山形城
山寺に御霊屋のある最上義光が築城した城であり、戦国時代における出羽国支配の中心拠点。

■おすすめグルメ


・ゲソ天そば(ふもとや本店
山形では天ぷらといえば「ゲソ天」だそう。「そばにゲソ天!?」と思うかもしれないが、実はとてもマッチしており、美味しいのでおススメ。食事をすれば、参拝して帰ってくるまで車無料で停めておけます。ただし、山寺の公式Pはそもそも無料なので、混雑時以外はあまりこだわらなくても良いかも。

■施設データ

  • 施設名       立石寺(山寺)
  • 訪問日       2017年8月21日(月)
  • 住所        山形県山形市山寺4495-15
  • 電話番号      023-695-2816
  • 公式HP      山寺公式HP
  • 入場料       有料
  • 駐車場       無料
  • 注意点       山寺の公式参拝Pは無料なので、有料Pに停める必要なし。
    (食事をされる方は食事をすれば無料Pがあるので、そちらでも)
■管理人の勝手な評価

~歴史スポットとして~
  • 歴史に浸れる度   ★☆☆☆☆(戦国の歴史に浸る感じではないです)
  • 他では見れない度  ★☆☆☆☆(寺としては素晴らしいですが・・・)
  • 総合評価      ★☆☆☆☆
~行楽地として~
  • アクセス性     ★★☆☆☆(山形のなかでもさらに不便です)
  • 分かりやすさ度   ★★★★☆(解説、案内パネルもたくさんあります)
  • 景観度       ★★★★★(登ったところから絶景を味わえます)
  • 女性と行ける度   ★★★★★(そこそこ体力のある女性なら問題なし)
  • 総合評価      ★★★★☆
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