■概要
戦国時代よりずっと前の神亀元年(724年)、蝦夷の反乱を鎮圧した奈良時代の代表的な武人・大野東人(おおののあずまびと)によって建造された陸奥国における行政・軍事の中心拠点である。それまでは、多賀城より10数キロ南の郡山遺跡が拠点であったが、より蝦夷との境界に近い塩釜丘陵に建てられた。
奈良時代の日本は、平城京を首都とし、北の境界に多賀城(東北)、南の境界に太宰府(九州)を置いて支配していた。
■見どころ
戦国ファンにはつまらないと思うなかれ。戦国時代より800年も昔の城跡に自分が立っていると思うと言いようのない歴史ロマンを感じることができる。逆に歴史ロマンを感じながら見ないと、ただのだだっ広い空き地である。下のイラストのような太古の時代を思い浮かべながら散策して頂きたい。
解説パネル等は必要最小限しか無いため初心者には辛いが、スタンプが設置してある管理事務所のおじさんがメンテナンスのため自転車で周回しているので、声を掛けてお願いしたら史跡を解説してくれる(はず)。
<政庁跡:石敷広場跡>
<奈良時代の外郭東門跡>
下に敷かれているのは雨水を流すために瓦を逆さに埋めた水路
■100名城スタンプラリーの方は
・仙台城(No.8)
車で1時間程度
車で1時間程度
■城データ
- 城名 多賀城<日本百名城No.7>
- 種別 平城
- 登城日 2017年8月20日(日)
- 住所 宮城県多賀城市市川
- 電話番号 022-364-590(多賀城市観光協会)
- スタンプ設置場所 多賀城跡管理事務所またはJR国府多賀城駅の連絡通路
- 公式HP 宮城県多賀城跡調査研究所
- 入場料 無料
- 駐車場 無料
- 所要時間の目安 120分程度
- 混雑度 極小
- 注意点 特に無し
※管理人が登城時の情報です。登城の際は必ず公式HPで最新情報をチェックして下さい。
■管理人の勝手な評価
~城として~
~城として~
- 難攻不落度 ★☆☆☆☆(特筆すべき防御設備はなし)
- 歴史に浸れる度 ★★★☆☆(戦国とは違った歴史ロマンを感じます)
- 他では見れない度 ★★★★★(国の特別史跡です)
- 総合評価 ★★★☆☆
~行楽地として~
- アクセス性 ★☆☆☆☆(多賀城市の丘陵上、割と不便)
- 登城のしやすさ度 ★★★☆☆(敷地は平坦だがまあまあ広い)
- 分かりやすさ度 ★★☆☆☆(解説少ない)
- 景観度 ★☆☆☆☆(だだっ広い空き地です)
- 女性と行ける度 ★☆☆☆☆(興味が無い方はやめといた方が無難)
- 総合評価 ★☆☆☆☆
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