No.63 鳥取城 ~秀吉による「飢え殺し」によって落城した名城

日本百名城

スタンプ

概要

戦国時代に但馬国の大名・山名氏が築城したとされる山城で、後に毛利家の支配下に入りました。
織田信長配下の中国方面軍団長であった羽柴(豊臣)秀吉が、毛利家の名将・吉川経家が守る鳥取城を攻略するにあたって、水も漏らさない兵糧攻めによって、城兵が餓死者の遺体を食らうほどの状況を作り出すことで陥落させた「鳥取の渇え殺し(かつえごろし)」で有名です。

見どころ

山頂には山城である「山上ノ丸」、麓には平城である「山下ノ丸」がありますが、山下の丸は江戸時代以降に作られたものであるため、戦国時代ファンには「山上ノ丸」の攻略がおススメです。

「山上ノ丸」まではちょっとした登山になりますが、山頂には本丸・二ノ丸跡の石垣があり、400年以上も前にこのような場所に城を築き拠点としたことにぜひ思いを馳せて頂きたいところです。

また、山頂より豊臣秀吉が本陣を張った太閤ヶ平を間近に望むことができ、名将・吉川経家と豊臣秀吉が対峙した緊迫感を味わうことができます。

鳥取城 山下ノ丸 西坂下御門

山下ノ丸 西坂下御門

鳥取城 山下ノ丸

山下ノ丸

山上ノ丸へは急峻な山道のため注意。
看板②

それなりの確率でクマに遭遇するようです。

鳥取城 クマ出没注意看板

山上ノ丸(二ノ丸)への石段を登っていきます。

鳥取城 山上ノ丸(二ノ丸)への階段

山上ノ丸(二ノ丸)への階段

本丸天守跡から日本海を望む。

鳥取城 本丸天守跡

本丸天守跡

公式パンフレット

鳥取城公式パンフレット

公式パンフレット①

鳥取城 公式パンフレット

公式パンフレット②

鳥取城 公式パンフレット

公式パンフレット③

鳥取城 公式パンフレット

公式パンフレット④

あわせて巡りたい

・太閤ヶ平(本陣山)
鳥取城のある久松山の向かいに鳥取城を兵糧攻めする際に秀吉が本陣を張った山があり大手虎口や堀跡など、数々の遺構が残されています。
鳥取城とあわせて回るルートがパンフレットにも掲載されていますので、参考にしてください。

事前学習コンテンツ

・宮下英樹「センゴク2 天正記」13、14巻
「鳥取の渇え殺しの章」で、秀吉の鳥取城攻めが漫画で読むことができます

城データ

  • 城名        鳥取城(久松城、久松山城)<日本百名城No.63>
  • 種別        平城+山城
  • 登城日       2017年6月17日(土)
  • 住所        鳥取県鳥取市東町2丁目121(仁風閣)
  • 電話番号      0857-26-3595(仁風閣)
  • スタンプ設置場所  仁風閣1F
  • 公式HP      とっとりし観光案内
  • 入場料       無料
  • 駐車場       無料(仁風閣入口付近の路上駐車スペース)
  • 所要時間の目安   2時間程度(山下ノ丸~山上ノ丸直接ルートの往復のみ)
  • 混雑度       少
  • 注意点       トレッキングに適した服装(最低限上下長袖+靴)、熊対策
    (熊鈴等)は確実に準備していきましょう。
    (管理人が登った際はマムシ出没あり)
  ※管理人が登城時の情報です。登城の際は必ず公式HPで最新情報をチェックして下さい。

管理人の勝手な評価

~城として~
  • 難攻不落度     ★★★★☆(急峻な山の頂上に築かれた堅城です)
  • 歴史に浸れる度   ★★★★★(秀吉本陣との対陣に思いを馳せましょう)
  • 他では見れない度  ★★★★☆(山頂の山城と麓の平城とが併存しているのが珍しい)
  • 総合評価      ★★★★☆
~行楽地として~
  • アクセス性     ★★★★☆(鳥取市街地からほど近いが駐車場がわかりにくい)
  • 登城のしやすさ度  ★★☆☆☆(ちょっとした登山です)
  • 分かりやすさ度   ★★☆☆☆(解説板もそこそこあります。パンフレットが充実)
  • 景観度       ★★★★☆(山頂から日本海を一望できます)
  • 女性と行ける度   ★☆☆☆☆(山ガール以外との同伴は避けましょう)
  • 総合評価      ★★★☆☆

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