KEEN「ジャスパーロックス」～城巡りのための至高の一足

■概要

城巡りに最も適した「靴」をご存じだろうか。

モチベーション高く城を巡っていくにあたって、言うまでもなく足回りは最も重要です。

特に城好きの我々を悩ませる永遠のテーマが、「山城に何を履いていったら良いか？」です。

というのは、山城は、軽い登山のようなものが多いとはいえ、登山靴を履いていくには大袈裟な城がほとんどです。

しかも難攻不落の山城と聞いて張り切って完全装備で行ったにも関わらず、既に観光地化されていて恥ずかしい思いをしたという経験も城ファンの皆さんであれば一回や二回ではないと思います。
（管理人夫婦も、西日本最大の難攻不落の山城」と聞いて月●富●城に完全登山装備で行ったのですが、実はかなり観光地整備されていて、タンクトップにハイヒールの女子が日傘の観光客に追い抜いていかれたのを忘れることができません）

つまり山城巡りに求められるのは、「登山靴までは行かないが、そこそこ登山に適した機能性」と「万が一大した山城でなかった場合でも恥ずかしくない程度のファッション性」です。

そうした条件に該当する靴を探すべく、仕事帰りにとあるショッピングセンターの某アウトドア専門店に寄って店員に上記の条件で聞いてみたのですが、案の定ガチの登山マニアの店員が出てきて、「山を登るなら登山靴を買ってください。登らないならその辺の靴屋で普通のスニーカーを買えばどうですか。っていうか山城って何ですか？」と薄ら笑いを浮かべながら対応をされました。

これ以上その店員に聞いてもらちがあかないので、あきらめて一人で売り場を見て回っていたところ、何と！条件にぴったりそうな靴があるではありませんか！

というわけで見つけたのがこれです！
（写真はだいぶ古くなってしまってますが）

KEEN（キーン）という名前のブランドの「ジャスパーロックス」という靴です。

KEENは2003年にアメリカ合衆国のオレゴン州で立ち上がったブランドで、アウトドアでもタウンユースでも対応できる機能性とデザインを兼ね備えたシューズをコンセプトにしています。つまり、城ファンのニーズにぴったりの製品を作っている会社ということになります。しかも、2020年の新型コロナウイルス感染拡大に対して、世界に10万足の靴を無償提供しているという奉仕精神にあふれた企業です。

ここの主力商品は「ジャスパー」というコンフォートシューズなのですが、数年前にジャスパーをさらにアウトドア用途に改良させた「ジャスパーロックス」というシューズが発売されて、さらに山城用途に近くなってきている感じです。

個人的には黒の生地に、安全用の虎ロープのような靴紐のデザインが一目見てとてもかっこいいと思いました。

「デザインは良いけどグリップはどーなのよ」という声もあるかと思いますが、ソールも普通のスニーカーに比べてとてもしっかりとした素材になっていて、グリップもしっかりとしています。登城路をしっかりと踏みしめてくれること間違いなしです。

「そうはいってもどうせ女性ものはないんでしょ？」という声も聞こえてきそうですが、あります！
管理人夫婦はペアでジャスパーロックスを使っています。

写真で見るとサイズ差がヤバいですね。（管理人29㎝、妻23㎝）

女性ものもグリップはしっかりしています。

何よりこの靴の良いところは、山城でも平城でもオールラウンドで行けるところですね。

登山靴だと、平城では重くてかさばるので邪魔になりますし、何より周囲から「あの人なんであんな大袈裟な恰好してんの？」という痛い視線にさらされることになりますが、KEENであれば何の問題もありません。また、平城とはいえ整備されていない草ボーボーの城も多々あるのでこれぐらいの装備があった方が安心です。

KEENの靴を先ほどの店員に持って行って再度聞いてみたところ、「ああ、、これなら、、そうですね。まぁいいんじゃないですか？」というしぶしぶながら認めざるを得ない返事を得られたので、コレに決定しました。

皆さんもぜひ、城巡り用の一足としてご検討ください。

[キーン] スニーカー JASPER ROCKS SP(現行モデル) メンズ QUIET SHADE/DINA BLUE 28 cm D

KEEN

ちなみに、平城しか回らない日は、クロックスなどのサンダルが圧倒的に便利です。
なぜなら天守閣や櫓などを見て回る際（特に現存天守）に、土足禁止が結構あるからです。

[クロックス] サンダル クロックバンド クロッグ 11016 ネイビー 23.0 cm

crocs(クロックス)

• 靴名　　　　　　　　KEEN　ジャスパーロックス
• 種別　　　　　　　　タウン/アウトドア兼用スニーカー
• 購入日　　　　　　　忘れました
• 靴代　　　　　　　　15千円程度