■概要
武田家の重臣であり、武田家最強軍団として有名な「赤備え(あかぞなえ)」を率いた山県三郎兵衛昌景(やまがたさぶろうびょうえまさかげ)の子孫であり、山県家15代当主が経営する温泉宿です。
武田信玄の命令で発掘され、武田軍団の重要な湯治場であった川浦温泉にあり、山県家にまつわる様々なものが展示されている。武田を巡る旅の宿泊地として是非選んで頂きたい管理人イチオシの宿である。
■見どころ
まず、信玄公が武田家の菩提寺である恵林寺に命じて掘らせた源泉かけ流し100%の「信玄公岩風呂」に入りましょう。戦国時代の最強武田軍団が戦の傷や疲れを癒した湯です。
管理人も初めて知りましたが、源泉かけ流し100%の温泉というのは日本に無数にある温泉の中でも数少なく、大変に貴重なものだそうです(温泉水を飲むこともできます)。
武田信玄が恵林寺に温泉発掘を命じた手紙もロビーに展示されています。
ロビーには山県三郎兵衛昌景が使用した武具(槍)や鎧が惜しげもなく展示されています。
料理もフルコースの地元甲斐の素材をふんだんにつかったフルコースの会席料理でボリューム満点です。戦国・武田家を巡る旅で披露した体にしみわたります。
山県館の駐車場を挟んで反対側に山県三郎兵衛の墓もあるので、是非帰りにお参りしていきましょう。

・大河ドラマ「武田信玄」
川浦温泉を発掘した武田信玄の半生を描いたドラマ。
武田信玄が戦で傷ついた兵士の回復を図る場所として温泉を非常に重視していたことが描かれており、川浦温泉を発掘を命じる様も描かれています。
山県三郎兵衛の兄であり、信玄の嫡男・義信の守役・飯富昌虎(おぶまさとら)が謀反を起こして、湯治中の信玄を襲撃するのも川浦温泉が舞台である。
・宮下英樹「センゴク」
9巻は山県三郎兵衛が表紙であり、信玄が晩年に京への上洛を目指した「西上作戦」が描かれている。大河ドラマで描かれる実直な山県三郎兵衛とは異なり、悪役で戦に強い三郎兵衛が描かれている。
<宮下英樹「センゴク」9巻より>

■宿泊施設データ
- 施設名 川浦温泉 山県館
- 宿泊日 2017年8月23日(水)
- 住所 山梨県山梨市三富川浦1140
- 電話番号 0553-39-2111
- 公式HP 山県館公式HP
- 宿泊料 1万円~
- 駐車場 無料
- 注意点 特になし
~歴史スポットとして~
- 歴史に浸れる度 ★★★★★(武田軍団が傷を癒した岩風呂で歴史に浸りましょう)
- 他では見れない度 ★★★★★(岩風呂・展示物ともに他では見れない充実度)
- 総合評価 ★★★★★
- アクセス性 ★★☆☆☆(山梨の少し奥地にあります)
- 分かりやすさ度 ★★★★☆(解説、案内パネルもたくさんあります)
- 景観度 ★★★★★(部屋から笛吹川や森林の景色が一望できます)
- 女性と行ける度 ★★★★★(旅館としても一級です)
- 総合評価 ★★★★☆
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